ろう者と聴者のスタッフが保育園で手話体験 年長クラスの子どもたちが指文字での自己紹介や手話歌「にじ」に挑戦

株式会社ココトモファーム(代表取締役:齋藤秀一)は、愛知県犬山市を拠点に、米づくりから米粉バウムクーヘンの製造・販売までを手がけています。同社は2026年10月15日(木)、ココトモファーム覚王山店(名古屋市千種区)の取り組みとして、名古屋市昭和区のさくら保育園を訪れました。同園の依頼を受けた訪問で、年長クラスの子どもたちと手話体験を行いました。
講師を務めたのは、ろう者と聴者のスタッフです。手話あてクイズ、指文字での自己紹介、手話歌「にじ」を通して、子どもたちと手話で直接やりとりしました。

お店の外で、子どもたちと直接向き合う場に
ココトモファーム覚王山店では、これまで店内で手話イベントを開いてきました。手話を教えるのは、ろう者のスタッフです。ただし、店内のイベントに参加できるのは来店した人に限られます。そこで同社は、園からの依頼を、ろう者のスタッフが店舗の外で子どもたちと直接向き合える機会ととらえ、引き受けることにしました。当日のプログラムは、手話で会話をする人がいること、声を使わなくても気持ちは伝わることを、遊びを通して知ってもらうことを大切にして組み立てられました。

クイズに自己紹介、歌まで手話で
はじめに、スタッフが子どもたちに、耳が聞こえないことや、手話を使って会話をすることを伝えました。拍手についても、音を立てずに両手を上げてひらひらと揺らす「手話の拍手」を教わりました。
手話あてクイズでは、「ゾウ」や「バナナ」を手話でどう表すと思うか、という問いかけがありました。子どもたちは次々と手を挙げて答え、色を表す手話でも会場が盛り上がりました。
指文字での自己紹介では、子どもたちが一人ひとり自分の名前を表しました。最初は緊張していた子どもたちも、あっという間に名前を表せるようになりました。手話歌「にじ」は音源を使わずに、歌声に合わせて手話をつけて練習しました。スタッフも、子どもたちが歌いながら手話を覚えていく早さに驚かされたそうです。
質問の時間には、「バッファローは?」「チンパンジーは?」と、動物の手話を尋ねる声が次々と上がりました。保育園の先生からは、「子どもたちにとって、手話を実際に使い、いろいろ教えていただけたことは、本当に良い経験になりました。以前よりも手話に興味を持てたようです」との言葉が寄せられました。

訪問を通じて見えたこと
同社は今回の訪問で、ろう者のスタッフと子どもたちが直接向き合う時間の大切さを、改めて感じたといいます。あわせて、子どもたちが自分で考え、表現する時間をもっと増やせるという気づきも得ました。今後も覚王山店での手話イベントを通じて、ろう者のスタッフと地域の人たちが手話で直接ふれあう機会をつくっていくとしています。

ココトモファームとは
ココトモファームは、愛知県犬山市を拠点とする認定農業者です。自社で育てた米を使い、米粉バウムクーヘンの製造・販売までを一貫して手がけています。「誰ひとり取り残さない居場所を創る」をビジョンに掲げ、農業・製造・販売の仕事を通じて、一人ひとりが得意なことを活かせる場づくりにも取り組んでいます。就労継続支援B型事業所「ココトモワークス」や放課後等デイサービス「ココトモワークスジュニア」への活動場所の提供、ろう者と聴者がともに働くサイニングストアの運営も、その一部です。こうした農業・福祉・商業・工業をつなぐ取り組みが評価され、農林水産省が事務局を務める農福連携等応援コンソーシアム主催の「ノウフク・アワード2025」で、最高位のグランプリを受賞しました。
出典:株式会社ココトモファーム


